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正眼短期大学より、皆様へ
元気になれる禅語をお届けいたします。
 
一滴の水がやがて大河になるように、
禅のおしえのひとひらが、皆様の心に元気を運んで行くことを願って。
(禅語解説 山川宗玄 学長)
 

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(17)鼠入銭筒伎已窮
2020-01-08
鼠入銭筒伎已窮 ねずみせんとうにいって わざすでにきわまる
 
 ー 今できることは何か? ー
 
子年の2020年、皆様良い新年を迎えられたでしょうか。
 
さて、干支に因むとは言え、年初から “ 鼠、銭筒に入って、伎、既に窮まる ” の語は酷だろうか。
銭を入れるための細い筒に鼠が入っていき、すっぽり挟まって前にも後ろにも動けなくなった状態。
鼠は頭が入る穴ならば、胴体は骨を外すなりして抜けるそうだ。
しかし、それこそ図に乗って長い筒に入り込めば、いつか二進も三進もゆかなくなる。
さずがにこのままでは死んでしまう。
さてどうするか?
 
行けると思って突っ込んだものの、身動きが取れなくなってしまっている人は多い。
個人に限らず、この頃の社会全体、世界中にそんな傾向が見られるのではないだろうか。
自分だけの、或いは自国だけの、利益を追求し、脇目も振らずに突進している。
できると信じて走り出すが、いずれ何ともならなくなる。
筒に入る前によく考えていればと後悔しても遅い。
正にその半ばで詰まってしまった今。
 
そこでできることは、ただじっとしていることだけ。そう、待つことだ。
ならば体力を温存し、じたばたせずに待つ。そして、もし体が痩せて隙間ができたら、いざ脱出せよ。
事態を見極め、信じて待つ。
八方塞がりの現実を打開するのに必要なことは、実にこれである。
窮すれば必ず変じ、変ずれば通ずるのである。
 
ところで、鼠は立派な前歯をお持ちである。
コンクリートもかじるこの歯をもってすれば、
頭さえ自由になるなら、竹筒に穴を開けることぐらい簡単であろう。
何でもできる、やれると過信するのも困ったことだが、
この変化、変身が今こそ大事なことではないか。
そして、これが待つことの本当の意味だ。
筒の中で何もできないと思い込んで縮こまっているのでは、真に情けない。
 
一巡して始めに戻った子年、先ずは新たな気持ちで立ち向かいたい。
 
 
 
(16)千虚不如一實
2019-11-05
 千虚不如一實 せんきょいちじつにしかず
 
 ー たったひとつの真実 ー
 
言葉を上手に操れば、どんなものでも本当の価値以上に見せることができる。
また逆に、良いものをおとしめるようなこともできる。
嘘も方便という言葉はあるが、
大体メッキは剥がれるものだし、他人を蹴落としておいて幸せになる人もいない。
 
偽らない心から出た言葉、
それを正しく呑み込めるか、否か。
玉にするのも人ならば、幽鬼にするのも人。
 
どれほどに巧みな嘘、虚構も、ひとつの真実には到底勝てぬ。
正に真実の本当の強さ、尊さ。
 
 
(15)吾心似秋月
2019-10-02
吾心似秋月
わがこころ しゅうげつににたり(寒山詩集)
 
 
”吾が心は秋の名月の如し” と云える。
 
秋の夜長に空を見上げれば、
ようやく酷暑を乗りきった身体をねぎらうように冴える月。
古来から日本人が愛でた秋の月は、「美しい」という言葉では物足りないが、
言葉にせずとも感じることは皆同じだろう。
 
心もまた然り。
余計な飾りなどを取り払ってみれば、
まっすぐに光を放つ大事なものが、そこにはあるはずだ。
それは、あおあおとした深淵にまでもまっすぐに届く光。
 
あなたは、真に輝いている。
 
 
(14)如法
2019-05-21
如法
にょほう
 
ー らしく。ぶるな。 ―
 
「自分らしく」とは誰しもが思う。
”らしく”あることを、仏教で「如法」と言う。
天地の理に逆らわないこと。
法の如くに。仏の教えのとおりに。
 
”ぶる”ことと比較して”らしく”は難しい。
 
大人ぶる、親切ぶる、知ったかぶり、と
表面を取り繕うことは簡単。
反対に、本当の自分をさらけ出すようなことは、怖いこと。
誰だってダメな自分を認めるのは悔しい。
大人ぶっている子どもなら可愛げもあるが、
大人ぶっていることを自覚しない大人には少々困る。
 
本来の自分を見つめ、あるがままを受け止め、
”らしく”今を生きることこそ、肝心。
 
しかし、もしも、はったりで”ぶって”おいても、人知れず努力を重ね、
「嘘から出たまこと」になるなら、それはヨシ。
 
(13)常在
2019-03-13
常在霊鷲山
常在(じょうざい)す、霊鷲山(れいじゅせん)
 
ー 青い鳥はいつも傍にいる ー
 
仏陀が説法された地のひとつが霊鷲山。
弟子の迦葉に法を伝えたと言われています。
 
霊鷲山は、何千年経った今日でも、慈愛にあふれ、実は、我々の目の前に在る。
 
どこか知らない遠くにあるのでもなく、
空想の中にあるのでもなく、
事実そこにある。
・・・そして、誰か看ると、問われている。
 
在るものを在るものとして、受け取り、今を生きる。
 
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