禅を実践する学校です。社会人、シニア、留学生、お坊さんを目指す人…。1学年25名の少人数ながら多彩な学生が、大家族のように学んでいます。
 
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正眼らいふ

   
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東京セミナー②
2019-07-30
本日30日は、春学期のテストも終わり、大作務(おおざむ)、大掃除の日です。
東海地方は梅雨明け宣言され酷暑に入ったばかりなのに
はや、夏の終わりを感じさせるヒグラシも鳴き始めています。
 
今回は東京でセミナーを行いました。
それにしても、東京は空を見上げても、ビル、建造物や高速道路など、人工物だらけ。
 
それに対して、正眼寺のある伊深地区は、空も青く周りも緑豊か。
まさに、正眼寺のある地は、自然の中のホトケを感じる絶好の場所です。
 
野生のキツネ、ニホンザルなど日常茶判事、ニホンカモシカの目撃情報もあります。
その中で、自然に触れながら、禅の生活に専念する。なんとも贅沢な場所です。
 
もっとも最古の経典の一つ、ブッダの真理の言葉(ダンマパダ)に、
次のような言葉があります。
 
たとえためになることを数多く語るにしても、それを実行しないならば、
その人は怠っているのである。牛飼いが他人の牛を数えているように、
かれは修行者の部類には入らない。
            ~ダンマパダ19偈(中村元『ブッダ真理の言葉』岩波文庫)
 
東京など都会の地では、多くの仏教書籍が出版され、お寺でも連日法話会などが開かれていて
仏教の見識を得ることは容易でしょう。
しかし、ダンマパダのいうように、禅の仏教というものは実践しなければ意味がない。
 
他人の牛を数えているように、仏教を他人事のように知識だけ蓄えるだけでは、不十分なのです。
 
その実践ができる場所が、この伊深の地であります。
どうぞ、東京セミナーに来た皆さまも、来ることができなかった人も、
またあまり禅に関心がない人も、
夏休みが明けて涼しくなる頃、是非一度はこの地へお越しください。
 
正眼短大には、禅スティという禅生活体験制度もありますので、是非。
やってみなくちゃわからない!
 
東京セミナー①
2019-07-29
こころを磨く正眼セミナー、先日は東京禅センターのある龍雲寺本堂にて行わせて頂きました。
4月からNHKのこころの時代「禅の智慧を学ぶ」で、学長老師が出演放送しているためか、正眼セミナーは、6月の美濃加茂、7月の名古屋、そして東京と、満員御礼が続いております。

本日のセミナーは、正眼寺でもおなじみの先生、特任教授である横山先生でした。
先生の講義テーマである「唯識」は、難しいものですが、いつもわかりやすく説いてくださいます。
 
唯識と禅の関係について簡単にいってしまえば、唯識は禅のガイドブックのようなものです。
悟りに至るための理論が唯識であり、その理論に基づいて実践することが禅の修行です。
つまり理と行の関係であるといえます。
 
後半は、学長老師の講演。本日は『無門関』十九則、
「平常是道(びょうじょうこれどう)」という公案でした。
 
時折笑いを誘うエピソードなども含め、無門関の一言一言を丁寧に解説してくださいます。
通常、こういう禅の講義を「提唱」といい、雲水さんに向け説く緊張感あるものです。
しかし、正眼寺方丈で行うものとはまた一味違い、ゆったりとした雰囲気で話が聴けるところが、
こうした公開セミナーの魅力です。
 
聞き漏らすまいとメモをとっている人、時折涙ぐんでいる人、
学長老師の顔に穴を開けるくらい真剣に見つめている人など、
お釈迦さまの説法もお弟子さんはこのように聴講していたのでしょうかね。
 
舎利講
2019-07-10
梅雨明けもちかい季節ですね。
正眼寺では、きれいに蓮の花が咲きました。
 
毎年7月10日、正眼寺では舎利講が行われています。
この時期は七月盆間近で、禅寺では安居が終わる自恣の日に「山門施餓鬼」を行うことが多いのですが、
正眼寺は、檀家をほとんど持たない寺でありますので、この日は、舎利講と施餓鬼をかねて行われます。
今年7月10日は、学長老師の毎週水曜日の授業に重なってしまったため、短大生も
授業の一環として、この舎利講に参加、参列させて頂くことになりました。
 
舎利とは、お釈迦様の遺骨のことであり、舎利講とは(舎利)をおまつりし、その徳を慕う行事です。
お釈迦様は2500年前、インドのクシナガラで涅槃に入られました。
「大般涅槃経」によると、そのクシナガラ付近にいた部族、マッラ族により葬儀が行われ、
迦葉尊者により荼毘にふされます。その後お遺骨は、八部族に分配されます。
その後、アショーカ王によってご遺骨は掘り起こされ、八万四千に分けられたと伝えられています。
つまり仏舎利は、世界に無数に拡散しています。
 
お釈迦さまが、亡くなられて、現世に残されたものは、大きく分けて二つあります。
一つは、お釈迦さまへの記憶や教え、これらが経典です。
そしてもう一つが、亡くなった人間が唯一物理的に残せるもの、それがご遺骨であり、
これら仏舎利、そして仏舎利をおさめる仏塔が、積極的な崇拝の対象となっていきます。
つまり、経典と舎利が、大乗仏教の信仰対象のソフトとハードというわけです。
 
うんちくはともかく、法要のあと、学長老師から講話を頂きました。
正眼寺の舎利講因縁の話では、廃仏毀釈の明治維新後、濃尾地震後など
多くの人らの篤志によって、正眼寺が守られてきたということです。
修行道場を維持するために、のべ30万人の方々の人足があった時期もあるそうです。
 
それらお寺護持のために尽くして下さった先亡の方への感謝の意味もこめて、そして
現在も正眼寺の護持に力を尽くしてさる地域の方々の先祖の供養も含めて、
舎利講のあと施餓鬼会も行われました。
 
お寺を護持してゆく人材を育てるのが、短大の役割でもあります。
いやお寺だけでなく、三宝(仏法僧)をまもってゆく人材を育ててゆく場であります。
今日の舎利講は、改めてお釈迦さまや、先の善朋の方の遺徳を偲び、
改めて仏道のありがたさを知る厳かな行事になりました。
 
卒論発表会
2019-07-03
今日は半年に一度の卒論発表会でした。
 
二年間という、大学学部に比べると短い期間でありますが、
正眼短期大学の学生さんらも、一つの打ち込んだテーマの集成を卒業論文という形に仕上げます。
 
今学期は、3人の方が卒論を仕上げ、発表してくださいました。
それぞれ、①禅と山岡鉄舟、②禅と陶芸、③禅と宋明理学 というテーマです。
 
「行学一体」というのが、当学のポリシーです。
座学に偏らず、実践も重視する。
今回は三人三色、熱のこもった発表してくださいました。
 
後輩の学生さんたちへの良い刺激になったのではないでしょうか。
 
精進料理教室
2019-06-22
本学では公開講座として、年10回ほど「正眼セミナー」が開かれています。
その中の、本学キャンパスで行われている”美濃加茂セミナー”の講師に
今回は、東京南麻生の日本料理店「分とくやま」の野崎洋光先生に、来学して頂きました。
 
先生には午後からの講演だけでなく、午前中に学生さんたちに、
先生指導のもと日本料理の実習授業を、精進料理実習室にて行って頂きました。
 
精進料理の授業は、本学でも人気の高い授業でありますが、
今年は開講されておりません。久しぶりの、料理実習の授業です。
 
学生さんたち、特に若い人は
普段から包丁に慣れていない、また目方を使って食材の分量を計る、
見慣れない食材など悪戦苦闘の連続です。
 
そしてなんていっても、90分という短い授業で一汁三品を作るという、
段取りの取り方が、肝心です。
普段、料理をしている(はず)女性学生、女性スタッフも、段取りにヒーヒー云う内容。
 
禅宗寺院の料理当番である「典座」(てんぞ)は、そういう意味から、
比較的修行の工夫が進んだ、高単の雲水さんが担当します。
その理由は、やはり一朝一夕では、技術、段取りなど身につかないものだからです。
人としての、総合的な企画力や実践能力が問われる、役寮でもあるのです。
 
最後は、みんなで作った料理を食べました。
感想は、云わなくても、おいしいにきまっています。
自分たちで作ったわけだし、しかも野崎先生の指導のもとでありますから笑
 
今回のセミナーも、実習実践を重んじる、わが正眼短大らしい授業になりました。
野崎先生、ありがとうございました。
<<学校法人正眼短期大学>> 〒505-0008 岐阜県美濃加茂市伊深町876-10 TEL:0574-29-1372 FAX:0574-29-1320